松本そば祭り@松本城公園2012年10月06日 21:09

10月の連休恒例の「信州・松本そば祭り」も今年で9回目
すっかり定着したようで、この日を待ち望んでいるファンも多いですね。

いつもはお城入り口の看板を写すのですが、気分を変えて千歳橋のを。

一杯目は今や出店の常連となった「出石皿そば」 (800円)
出石皿そば
定番の薬味の他に、長芋のすりおろし、玉子。
一皿ごとに薬味、長いも、玉子を順番に加えていきますと味の変化を楽しめる
美味しいおそばになります。
イベント用のプラ容器が多い中で本物の陶器皿を使っているのが良いですね。
宝永三年(1706)に信州上田藩主の仙石氏が但馬国出石にお国替えになった時、
上田からそば職人を連れて来たのが初めです。
その後、独自の工夫をかさね関西屈指のそば処となりました。
そば祭りでは必ずいただくおそばですが、毎年ブレが無いのはさすがです。

二杯目は曇り空で少し寒かったので、温かい「とうじそば」 (600円)
毎回大人気で長蛇の列ができるのですが、10時半頃なので10分くらい
の待ちですみました。
今年はブースの位置が端の狭い所なので、野麦峠を越えた工女さんも居な
くていつもより地味ですね。
とうじそば
ねぎと唐辛子を入れた写真です。
具材がその年で微妙に変わりますね。
茸が有ったり無かったり、お肉が大きかったり小さかったり。
今年は茸は無く、お肉もミンチ玉みたいで貧弱。
盛り付けのスタッフさんは不公平が無いように気を使っているのが分かりましたが、いつもの漬け物の小皿も無かったナ~。

JAの農産物直売所
時節がらりんごやぶどうなど他の産物売り場は賑わっていました。
キノコ売り場では毎年恒例の「松茸」がありません。
一昨年は豊作、昨年は不作、今年は更に不作で無い!。
自然環境を微妙に反映するのでやむを得ないですね。

蕎麦打ち名人の方々


 

 

 
外でそばを打つと日が照ったり曇ったり、風が吹いたり湿度が変わったりで打ちにくいですよ。
店頭で名人の方が「○段」の名板を掲げて蕎麦打ちの実演をしている姿が年々
増えていますが、お客さまへアピールするデモンストレーションですね。
また、麺棒を3~4本使ったりした細打ちの「江戸風」が流行っています。

田舎のそば打ちは麺棒は一本、コマ板なんか使わずに打ったそばを5枚重ねて
菜っきり包丁でサッサと切る。

「とうじそば」も本来は田舎の婆ちゃんが打った太くて柔らかいそばが合うの
ですが・・・。

山形村が昨年に試作品を提供した「やまっちそば」

 
やまっちそば
そばつゆをぶっかけて   
昨年に試作品として登場したお蕎麦です。
山形村名産の長いもを麺のように細く切りトッピングし、
鰹節とカイワレをのせて汁をぶっかける。
昨年より長いもが細すぎる。
刺身のツマを作る機械で作るにしても、蕎麦と同じくらいの太さでないと
擦りおろしと同じで歯応えが無い。
まだ始まったばかりなので試行錯誤を重ねながら、より美味しい
「やまっちそば」になってください。

あんな店・こんな店


   

今年は二の丸庭園が工事中で使えないので窮屈ですね。