木曽路名物 ほう葉巻 ― 2016年06月01日 22:00
5月も半ばを過ぎると、木曽路にはぼう葉巻の季節が
やってきます。
大きな朴(ほお)の葉に包まれたほう葉巻は月遅れの
大きな朴(ほお)の葉に包まれたほう葉巻は月遅れの
端午の節句には欠かせない餅菓子で、木曽地方では昔
から各家庭で作られてきました。
これは、木曽町福島の老舗菓子舗からお取り寄せした
ほう葉巻で、餡は「つぶあん」「こしあん」「そば」
「白みそくるみ」の四種類です。
かしわ餅とは異なり、野趣にあふれたその形と
ほうの葉の香りのしみ込んだ独特の風味は山国
ほうの葉の香りのしみ込んだ独特の風味は山国
でなくては味わえない季節の餅菓子です。
葉は芳香があり殺菌作用があるため食材を包んで、
ほう葉巻を始めほうば寿司、ほう葉味噌などに使
われています。
餅は上新粉を使用しているので、粘りやまろやかさ
よりも歯ごたえの強さを感じます。
これは、「白みそくるみ」なので白生餡に白味噌と
細かく砕いたクルミが入っています。
ほうの葉は枝先に5~7枚の葉が輪状に束生します。
「ほう葉巻」は枝に付いたままの大きさ20~30㎝
の若葉で餅を包み、セイロで蒸し上げます。
製造期間は、ほうの葉が固くなる7月末ころまでです。
○ 賞味期間は常温で三日間です。
○ 冷凍保存の場合はビニール袋に葉ごと入れ冷凍し、
食べる時は自然解凍します。
○ 固くなったら軽く蒸しあげるか電子レンジで温めます。
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